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 さ 

 

 し 

 

 す 

 

 せ 

 

 そ 

 さ 

ザ・コミットメンツ

■音楽にある自由さと若者のまっすぐさ
最近のJ-POPのヒットチャートを見ていて、男女が入り混じったバンドが多いことに気づく。
古くは「ダンシング・クイーン」のアバが代表格だが、 日本でも古くはハイファイセットとかドリカムなんかがすぐに思い浮かぶ。・・・
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サード・パーソン

■人間は所詮社会的な動物なので、グループの中で個性を形成していくものである
大阪出身者は、他県出身者に比べ癖がある。
話にオチをつけたがるし、何よりもせっかちで、声がでかい。
押しが強く、まあまあ厚かましい。言い換えればデリカシーが足りない。…
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サイダーハウス・ルール

■愛というものの危うさを突きつける
出来ちゃった結婚という言葉が昔から嫌いである。
何か子どもが出来たから仕方なく結婚するようで、じゃあ子供ができなかったらどうなんだ、とツッコミを入れたくなる。…
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サイド・エフェクト

■本当の副作用とは、言葉を定義したことで生まれる、邪なモノへの定義づけを行う行為にあるのかもしれない
精神医療という言葉をよく耳にする。
もちろん随分前からその言葉は知っていたのだが、最近特によく耳にするようになったのは、…
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サイの季節

■愛というものの実直さが逆に悲しい映画である
最近は恋愛映画がキテいるそうだ。
「君の名は」と言うアニメ映画がなかなかの興行収入を上げており(今は2016年10月)、聞けば青春ドラマだそうだ。 …
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櫻の園

■桜の使い方を確実にしたものは、良い物語として人々の記憶に残る
桜というものは不思議なもので、ただそこにあるだけで何か特別な印象を受ける。
例えば、僕がよく車を走らせる道で、名神高速の高架下にあるしだれ桜があって、桜の季節以外はただの日の当たらない、 陰気な歩道なのだが、 …
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里見八犬伝

■馬琴は「中2病」だったのかもしれない
先日、本屋さんでぶらぶらしていたら、エドワード・ゴーリーの「不幸な子ども」を見つけた。
始めて見た物珍しさから何気にめくってみたが、噂に違わず不幸な子どもの話で、こんな童話子どもに見せて良いのかしらん、と思った…
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さよなら渓谷

■今あなたがいる場所は愛を得る場所であり、与える場所なのだろうか?
最近このエッセイサイトの中で、軽読み物を書き始めた。
内容は「サロメ」と「科学」を融合させたもので、科学という人類の英知と業を描きたいなあ、と思って書き始めたのだが、 これがなかなかしんどい。 …
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サンキュー・スモーキング

■正しいということだけでは、悪いものを排除できないことがある
最近の映画では、タバコを吸うシーンが減ってきているそうだ。
理由はご存知、嫌煙ブームによるものである。…
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 し 

幸せの黄色いハンカチ

■追悼 高倉健さん
このエッセイでも度々出てくるのだが、俳優がその役柄に外見から近づけるため、ダイエットなどを行い肉体改造を行うことを、 海外ではデ・ニーロ アプローチと言う。
言わずと知れた名優ロバート・デ・ニーロが自身の主演映画「レイジング・ブル」の中で、ボクサーが落ちぶれて、…
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灼熱の魂

■動力は、憎しみであり、その憎しみの根源は、「違い」である
ホラー映画なんかで、軽そうな女子大生と、マッチョだが頭空っぽの男子学生が、キャンプ地でいいムードになっていると、 殺人鬼が現れ、男子学生が殺されるシーンがある。
アクション映画なんかでは、「ここは俺が食い止める。お前たちは先に行け。大丈夫俺は死なない」とか言って、…
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シャッターアイランド

■人はあまりにも脆く壊れやすいことを観る側に提示して映画は終わる
海外のとりわけアメリカ映画を見ていると、セレブリティな主人公がかかりつけの医者にセラピーを受けるシーンを見かける。
サスペンスなんかだとそのシーンが後で伏線になったりするのだが、日本人の僕にとってはあまりなじみを感じない。
今でこそ町を歩いていてもきれいな病院だなあ、美容整形かなあとか思ったらメンタルクリニックだったりするので、…
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ジャンゴ

■昔ヤクザ物の映画を観て、劇場前で肩に風を切って歩く姿を思い出す
最近youtubeで昔の音楽を聴くのにはまっている。
昔といっても、戦時中の隣組の歌を聞いて、ドリフの曲と一緒だ!とか言って喜んでいるのではなく、 僕の生まれた1970年代の昭和歌謡などを聞いて、ああええなあ、何て感慨にふけっている。…
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13人の刺客

■日本人は奇数を好んだのかもしれないなあと思う
13日の金曜日という映画がある。
この映画を知らない人もいるかもしれないので簡単に説明すると、お面をかぶった不死身の男(女性の場合もある)が、 湖のほとりとかで、若者を中心に無差別に殺害をしていく…
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シュガー・ラッシュ

■今までやってきたゲームの全てに、ありがとうという気持ちが起こる
元は酒屋さんの倉庫だったらしく、店の中に入ると、まだ白昼だというのに裸電球が何本か、 無造作に天井からぶら下がっただけのあかりの中に、幾台かのテーブルが置かれてあり、 それぞれ楽しそうな電子音楽を流している。奥には子供の身長くらいの筐体が、整理されて何台か置かれてあり、…
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少年H

■生きにくさを解消するために大切なのは、楽しむことを理解し、勇気を持って前に進むこと
器用貧乏という言葉がある。
物事の全般はできるが、代わりに秀でたものがない人を指して使われる言葉だと思うが、僕は自分がこの言葉通りの人間だと思うことがある。
僕は学生時代から今日まで大体平均以上で生きてきた。…
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白い恐怖

■少女のようにはしゃぎ、鷹のように冷静な魂を持つ
思春期になって始めて貼った異性のポスターは風の谷のナウシカだった。
封切りが小学校の頃で、快活な彼女の爽やかさに心惹かれて、ポスターを買って麩に貼っていた。…
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仁義なき戦い

■仁義なき戦い~菅原文太さんを偲ぶ
「このクソばかたれが」
怒号とともに持っていた鉄パイプを振り下ろす。
「泥棒の番しとるもんが、おどれで泥棒しとったら、誰がけつ拭くんじゃい」
殴られているのは昭和の名脇役、川谷拓三さん。
鉄屑場のガードをしている地回りのヤクザの役だが、鉄を盗んで売りさばいていたため、 拓三さんはメッタ打ちされてしまうのである。…
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シング

■好きなものに集中することができるという事が、一つの才能となり得る
タウンワークというアルバイト情報誌のテレビCMで、オーディション番組風のステージで芸人の女性がパフォーマンス披露後、 拍手喝さいを浴びるシーンがある。
多分海外のオーディション番組のパロディーか何かだと思うのだが、…
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シンデレラ

■定番だからこそできる見せ方もあるものである
この前、何気ない会話をしていたら、子どもの頃にどんな夢を持っていたか聞かれ、やや閉口してしまった。
何故閉口したかというと、子どもの頃に、明確な夢を持っていなかったからである。…
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 す 

ステキな金縛り

■裁判という舞台が持つ特有の苦味がなくなり コミカルな人間模様の場にすり替わっていく面白さがあった
裁判の一般傍聴が一時期流行っていたようで、そういう文庫本がよく出ていた。
インターネットでも裁判の傍聴記録を刻々とやっており、…
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ステップフォード・ワイフ

■支配するということは、結局壊すことで、分かり合うということのほうがいくらか建設的である
僕は小学校に上がる前の子が一人いるので、休日になると比較的子どもが多い所によく出かける。
そういう所は当然のことながら、子どもがはしゃいで相当にうるさい。…
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スパイダーマン

■スパイダーマンで泣くような奴は、僕くらいであってほしい
アラフォーになり涙もろくなった。
昔は映画を観て泣くことはなかった。
学生時代に「火垂るの墓」を友達4人で観ようということになって部屋で観たのだが、 僕以外の人は全員泣いていたのに、僕だけ泣かなかった経験があり、その時に鬼呼ばわりされたのを覚えている。…
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スパイナルタップ

■ある特定のハードルを超えた人間にしか楽しめない映画 というものもそれなりに魅力があるとは思う
中世ヨーロッパで、薔薇十字団なる秘密結社がブームになった。
内容は、黒魔術や錬金術で人々を救うみたいなもののようで、…
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スポットライト 世紀のスクープ

■カトリック信者12億人に向けた衝撃
昨今どういうわけか聖職者に対するバッシングとも受け取られるような内容の映画や記事を見かけることがある。
その大きな要因となっているのが2013年にローマ教皇の地位を生前退位したベネディクト16世の存在が大きい。…
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スラムドッグ$ミリオネア

■この映画はきっとヒーロー映画なのかもしれない
一攫千金。
まあ、世の中のほとんどの人が、この言葉に憧れを抱き、夢見ているのではないだろうか?
宝くじの高額当選を3回した男性の話や、芸能人の競馬での大勝ちの話などは、良く耳にするし、 友達の間でも「カジノに行って100万取った話し」や…
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スリー・ビルボード new.gif

■自分を守るための嘘が無ければそれは真に他の人の心に届くだろう。
何かで読んだのだが、ローマ帝国のある将軍は「最も恥ずかしい弁解は思っていなかったことである」とかなんとか言ったそうで、…
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スリー・モンキーズ

■見ざる言わざる聞かざる
代理出頭という言葉がある。
昔のヤクザ映画なんかではよくお見かけするシーンで、親分が対立する組員を殺しちゃったりした後に、 「おい。変わりにつとめに出とけ」とか言われて三下に指示する。…
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 せ 

セイフ ヘイヴン

■チープな少女漫画のようだが、この物語の中には、二つの不幸な運命が横たわっている
最近テレビで、ある男が釣った魚から、妻が河で落とした指輪が見つかる、という話があった。
ものすごい偶然だろうと思ったが、よくよく考えてみれば河が溜池程度の規模ならば、 まあありえない話ではない。…
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セックスと嘘とビデオテープ

■セックスは過大評価されていると思うわ。女がそれを求めているなんて大ウソよ。
大阪のお初天神通りというところがあって、商店街がそれこそ四方に広がっているのだが、 そんな商店街の中でも人があまりこなさそうな路地裏にひっそりとあったのが、大人のおもちゃやさんである。…
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セッション

■ぬるさの中に本物は生まれはしない
僕はロックファンである。
どれくらい好きかというと、もしもロックが液体だったら、プール一杯にして飛び込みたいくらいである。…
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 そ 

ソーシャル・ネットワーク

■プログラミングに長けた男が作り出す未来
ブレードランナーというSF映画がある。
内容は、近未来に人間が宇宙開拓のための労働用に作り出した人造人間が、反旗を翻し、人間と見た目が変わらない彼らを処刑するために 結成された専任捜査官の物語である。
公開当時は人気が無く、上映打ち切りの映画館も多かったようだが…
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それでも夜は明ける

■ただ威張るだけのおっさんは、これからのこの世の中には必要がない
先日ノーべル平和賞を受賞されたマララ・ユスフザイさんのパキスタンという国は、識字率が半分以下だそうだ。
小学生の就学率も後ろから数えたほうが早いくらい低く、就学していても、 経済的な理由から毎日就学することができない子ども決して少なくない。…
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