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 邦楽 

中島みゆき 「時代」new.gif

■ショートストーリー:別れと出会いを繰り返し
子どものころから我慢ばかりしている。
親は共働きで家にずっとおらず、そうして過ごしてきたからか一人でいることが楽で、人と行動するのが苦手になった。
人といるときは我慢することになるし、そもそも人を好きになることもあまり多くはなかった。
それは異性でも同じで、好きですと付き合ってみても、好きかどうかわからず、 結局よくわからないまま終わるということもあった。 …
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斎藤和義 「歌うたいのバラード」

■ショートストーリー:雨の夜も側にいる
拝啓 葉ちゃんへ
葉ちゃん。今日もどこかで歌っているんだよね。
いつか、ミュージシャンになって、小さなホールでもいいから、ファンのお客さん入れて、自分が作った曲を演奏して。
私、そんな夢を語る葉ちゃんのことが好きだったよ。 …
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スピッツ 「スターゲイザー」

■ショートストーリー:明日君がいなきゃ困る
会社を辞めようと思っているのだが、次のあてもなく、子どもも小さいのでなかなか踏ん切りがつかない。
妻もあまり自分を愛してはいないようで、自分を家庭を維持するための材料程度にしか思っていない節があるので、 その考えには当然反対のようだ。
そもそも弱音を見せた時に妻が労いを見せて接してくれたことは、こちらから強要したケースを除けば、本当に数少ない。 …
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いきものがかり 「SAKURA」

■ショートストーリー:桜舞い散る
久しぶりにひなたさんに会う。
会うのは、夏にみんなで集まって以来なので、実に半年振りくらいだろうか。
夏に久しぶりに会ったひなたさんは、高校生の時と変わらず、頑張り屋で、そして少しおっちょこちょいで、 あの頃のように僕のことを「博士」と呼んだ。 …
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オフコース 「さよなら」

■ショートストーリー:もうすぐ外は白い冬
その日会社に行くと、何だか様子がおかしかった。
私が出勤する時間は大抵、郊外に居を構えているマイホームパパの課長と、数人の通勤電車を嫌い早い出社をする若手くらいなのだが、 今日は課長が何やら机の書類を整理しているだけだった。 …
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斉藤由貴 「卒業」

■ショートストーリー:でも過ぎる季節に流されて会えないことも知っている
景子はこの日をどんなにか待ち望んでいたか知らない。
春が来て景子は高校卒業を迎えた。
4月からは大学に通う。
大学は家の家業の寿司屋の手伝いもしたいからという理由で、地元の大学に決めた。大学なんてどこでもよかった。 …
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西野カナ 「会いたくて 会いたくて」

■ショートストーリー:会いたくて 会いたくて 震える
今日は娘と8年ぶりに会う。
最後に会ったのが、娘が小学校4年生の時で、もうすっかり大人になっただろうか。
昔はよく「お父さんお父さん」と、何でも話してくれるお父さん子だった娘だったが、 妻との離婚で妻と住むことになった娘とは次第に顔を合わさなくなり、そして8年前に私が出張で中国に出てしまったことで、 ついぞ娘とは疎遠になってしまった。 …
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木村カエラ 「Butterfly」

■ショートストーリー:赤い糸で結ばれて
暗い闇を抜ける。
乗っているカートはカタカタと音を立てて進み、少しづつ坂を登っていく。
向こうには光の丸い輪が見える。
その向こうには水が流れ、カートは急なスピードで落ちていく。…
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エレファントカシマシ 「俺たちの明日」

■ショートストーリー:不器用にこの日々と戦っていることだろう
「よお、久しぶり」
賢治は待ち合わせに現れた、学生時代の旧友だった、創健の顔を見て、笑顔でそう言った。
創健は不器用に微笑むと軽く会釈のような真似をする。
「何年ぶりだ」 …
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YUI「SUMMER SONG」

■ショートストーリー:へこむ毎日取り戻す日々
潮風が校舎の窓から入り、少しだけ夏の匂いを運んでくれた。
遮光カーテンの隙間から、部活に励む後輩たちの声が聞こえる。
これから本格的な夏がやって来る。 …
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渡辺 美里「My Revolution」

■若いうちにしておくほうが良いものがあるのならば 好きな音楽を見つけておくことではないかと思う
若かりし頃の色んな思いは、そのとき一緒に過ごした曲を聞いたとき、フラッシュバックのように蘇ることがある。
その光景は本当に何気ないものが多くて、普段はどうということはないのだが、疲れているときは何だか癒されて、 そしてまた頑張ろうと思える。・・・
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