レゲエ  えくぼ

口唇期的障害

(2012年10月23日更新)

  • AKB48を見ていて気づいたのだが、メンバーの中にえくぼがある子が多い気がするのは気のせいだろうか。 いちいち一人ずつ確認したわけではないので分からないが、そういうイメージがなんとなくある。 幼さを伴う可愛らしさにはえくぼが似合うからかもしれない。 僕は昭和48年生まれで、丁度少年期にアイドル全盛期だったこともあって、アイドルに対し、少し古臭いとも思えるイメージを持っている。 確かに僕の子供の頃のアイドルは比較的ふくよかで、しかもどの写真や映像も全力で笑顔なので、えくぼが見つかりやすい所もある。 インターネットで検索してみても、その頃のアイドルの画像はどれも笑顔が多く、当時のアイドルにとってえくぼと八重歯は必須アイテムだったように思う。 かくゆう僕にもえくぼがある。 しかも比較的くっきりとあるので、小5~中1くらいの時には、年上のお姉さまに人気があった。 身長も前から数えて2~5番くらいのチビだったこともあって、何やら母性本能的なものをくすぐったのかもしれない。 えくぼにはそれくらい強烈なパワーがあったように思う。 話は少し変わるが、男性が女性に対してセクシーだと思う部分に、多くは胸だのお尻だの、比較的直接的な性を意識する部分が多いのに対し、女性は指先だの口元だのにセクシーさを感じる人が多いそうだ。 これは女性は、セクシーさに対し、見るという視点だけではなく、触られるということを意識しているからであって、男性よりは少し想像力がたくましいのが分かる。 言い換えれば、男性は比較的女性を直接的に見ているが、女性は部分的に見ている表れと言えるので、「ええっ?!何であんな美人にあんなブ男が?」 などという組み合わせも、金の力でなければ、たぶん部分的に見る女性の、寛大な感覚によるものが大きいように思う。 個人的な意見だが、えくぼが象徴するものは、明るく笑顔の多い若い子であり、えくぼがあることで、男性は女性に明朗なイメージを持つ。 家ではいつも昔の中島みゆきを聴いている子でも、えくぼがあるだけで、「明るい子」になってしまうのである。 そう考えると男は単純である。 何で読んだのか忘れてしまっているので間違っているかもしれないが、人は口元に性欲求を覚える人と、肛門に性欲求を覚える人とがいるらしい。 そう言う人はどちらも比較的寂しがり屋だそうだが、口元に性欲求を覚える人は所謂甘えたで、肛門に性欲求を覚える人は、破壊欲求があるらしく、同じ寂しがり屋でもその方向性が全く異なる。 この話はフロイトの性的欲求(リビドー)の発達段階を体系化した、所謂「口唇期的」及び「肛門期的」区分に基づいているようだが、要は赤ちゃんの頃におっぱいを吸っていた感覚から卒業できていないという発達障害と、幼年期に排便や排尿などのトレーニングに対する排出欲求の曲がった発達障害ということのようだが、これは何となく感覚的に分からなくはない。 爪を噛む人などを見ると、何となくマザコンのイメージがあるし、アナルに異常興奮するのも、まあどちらかと言えば変態である。 無論、アイドルを見る時にそんな性癖を伴ってはいないだろうが、意識下では、そんな働きがあって、無意識に好みを選択している可能性はある。 唇に対してのセクシーさを感じるのであれば、えくぼは幼さの象徴であり、その幼さに母性を感じているのであれば、これは歪んだ性対象を持っていると言えなくもない。 しかし、そもそも日本人男性のほとんどはロリコンで、最近のアニメを見てもその相反する矛盾が同居していることが分かる。 母性の象徴である巨乳に、幼顔のキャラクターはゴマンと溢れているし、男子が女性にリードされる内容は、それこそ掃いて捨てるほどある。 ややこしいのがえくぼのある、お尻にセクシーさを感じる男で、こうなると変態が激しくて目が霞んでしまいそうである。 因みに僕の勝手なイメージだが、下唇がぽっちゃりとしている女性はエロいと感じる。 根拠はないが、何となく人生でそう思って接してきている。 多分過去に付き合った女の子に対するイメージと、何となく生きていく中で蓄積されたイメージなのだろう。 とどのつまり、イメージとはそんなものである。
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